こんにちは。西川らむです。
今朝起きて、ふと美術館に行きたいな〜と思ってどんな展示があるかいくつか探していて
なんとなく「すみだ北斎美術館」に行ってみようと思いました。
夏っぽい色合いに惹かれたのでしょうね。
行ってみると、「今日から新札発行です〜!展示してあるのでどうぞこちらも見て行ってください。」と、入場門のあたりが賑わっていました。
そうか!今日から新札発行だった!と思い出し、20年ぶりの新札発行にすみだ北斎美術館は湧いていました。
なんせ千円札の裏面には江戸時代の浮世絵師である葛飾北斎の代表作「富獄三十六景(神奈川沖浪裏)」が採用されているからですね。
すごいタイミングです。
北斎の経歴やなどを知らなくても、たくさんの人が北斎の浮世絵のパロディ作品を発表したりモチーフにした商品などもあるので、一度はこの絵を見たことはある人が多いのではないでしょうか。
かくいう私も北斎の人物像などは知らなかったので、すみだ北斎美術館では詳しく北斎の人生の歩みを知ることができたので本当に面白かったです!
北斎が世界の芸術家に多大なる影響を与えたことは、調べればすぐ出てくることなので書きませんが
私が印象に残った北斎の人生について、感想を書いてみたいと思います。
彼の人生を辿っていて感じたことはとってもアライン上手!ソース(宇宙)と繋がっていると分かりました。
北斎は70代になってから花開いたと言われています。
若い頃には全く上達せず、どうしたらいいかと悩んでいた頃もあったようです。
コツコツ描くことを続け、今の北斎の完成形になるまで約50年の研磨があり(その間も人気がありましたが)
爆発的な開花をしたのが70代に入った頃のようです。
それまで道のりを知れて、徐々に少しづつ自分のスタイルを確立していった様子に共感しました。
普通に考えて70代で開花するって遅いと思われますがすごくないですか?すごい!
70代に入っても精力的に、かなりの絵を描いていたようですし
90歳で生涯を閉じるまで描き続けています。
北斎は「100何十歳まで生きて描いていたら、生きているような絵が描ける!」と言っていたと言うようなフレーズがあって、さらにすごいって思いました。(笑)
当時でもかなり長生きだったと思いますが、100歳を超えてもなお、描き続けることを夢見て、さらに今よりもっと上手く描ける、頂点を極めると信じて疑わなかった・・・。
晩年はカラダ半分こたつに入って、肘をついて絵を描き続けたそう。
部屋に紙くずやゴミが散らかっていても気にすることなく、好きに集中していたのだとか。
90歳で人生の幕を閉じたことは志半ばだったことでしょう。
すごすぎてもう、、エネルギッシュな生き様にとってもパワーをもらいました!!
今で言うことろのイラストレーターのような感じだったのかな?と思います。
江戸時代の庶民の生活の描写などもありましたし、当時の怪談話しをテーマにした怖い絵もあって驚きました。
浮世絵に夢中になり、人生をかけて描き続け、情熱は燃え続け、人生の幕を閉じるまで上手くなることを望んだこと。
彼の生き方はなんてしあわせなのだろう。
本当のところは彼にしか分からないけど、情熱的に生き、淡々と好きなことをして、もっともっとと望む人生。
私もこんな生き方で生きたい!とそう感化されました。
北斎の浮世絵は本当に美しくて魅力的です。
また同じくらいご本人も魅力的な人。
時代を経て今もなお、彼の作品に多くの人はインスパイアされ続けていますね。
その影響力は彼がどれほどアラインしていたのか、心から人生を愛していたのだと思います。
北斎を知らない方も、私のように見たことはあるけどあまり知らない、という方も
ぜひ一度足を運んでいただきたい美術館でした。
お土産でマグネットを買いました。
こういう実用性があって便利なものが好きです。
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