先日書いたこちらの記事。
めぐさんのお花のアシスタントとして、ダンディなミスターもお手伝いしていたんですね。
巨大オブジェの土台を作った巨匠です。後から知ったことなんだけど、私も以前自分の店舗に大きなリースをめぐさんに依頼したことがあったのだけどその土台もこちらのミスターが作ってくれていたものだったそう。ご本人様にお会いできるなんて、感激でした。
この土台ね!大きいよね、、一体どうやって作ったんだか感心するばかり。なぜならミスターはこれが本業じゃないからですw
日曜大工の好きが高じて作っているそうなんだけど、もはや趣味レベルではないような。
素晴らしいですね。
で、作業中の写真なのですがめぐさんからこっそり
<こんな機会なかなかないからアシスタントさんたちの写真も撮ってあげてね^^>と言われていたので、こっそり撮っておきました。
メインは主役であるフラワーデザイナーのめぐさんですが、気づかれないように。
年配の方は、カメラが苦手と感じる方も多いし、写真に積極的な方は少ないですから。
案の定ミスターも<あっ!!いま写真撮ってるな?笑 俺はいいから、、!>と言っていました。
撮ってませんよーーと言いながら、撮っていることを知りながらもお互いに笑い、期待のない撮影。
当日は、お花も触れて慣れないながらもお手伝い。
ガーベラのビニールを一本づつ外す作業があったんだけど
<俺は、脱がすのが好きだよ。こうやっと脱がすとパッと花ひらくんだよな〜>とガーベラを脱がせながら下ネタを(そう感じるのは私だけ?笑)話しながら作業している図。
優しい横顔だよね。
とても素敵なミスター。
元気で、お話好きで、穏やかな人柄が顔に出てる。
生き方が顔にあらわれてていいなって思った。
そして、書の前で一枚。
ふざけて撮った一枚だったけど、ほんとに素敵な写真。
漢字の<逢>という字と合っているね。
後日、めぐさんから
<遺影写真にするって言ってるよ>
と教えてもらいました。
それを聞いてなんかじ〜〜〜んと胸に沁みたな。
遺影写真て、その人の人生の最終の美を飾るもの。今までの人生を象徴するものが詰まっているもの。
その一枚にしてもらえるなんて、冗談で言った言葉だったっかもしれないにせよ私にとっては最高のプレゼントです。
光栄でしかない、嬉しいよ。
私さ、1月19日は弟の天国記念日なんだって記事を前に書いたんだけど↓↓↓
人間って早かれ遅かれ、必ず幕を閉じる。
それは誰しもに訪れる。
弟は小さい頃から病気がちだったのね。
お葬式の時に飾る写真がなかなかなくって、これがいいかな?あれがいいかな?こっちの方がいいかな?って色々探したんだ。それは、本当に数少ない写真の中から、絞り出すように見つけて、背景は合成してひまわり畑にしたの。
私はその時こう思った。
<本当はもっとかっこいいのに、こんな写真しかないなんて、、、なんだかやりきれないな。>って。
実物はもっとかっこいいのに、、
最後を飾る写真がないって、弟は幸せな人生だったのかな、ちゃんとしたの撮ってあげればよかった。
そんな思いを、今回思い出したんだ。
人って、いつどうなるか、どこで死ぬのかわからない。
それからの私は<死>は身近に感じてる。
だから、どんな想いでも思った時、伝えたいと思った時はちゃんと伝えようって。恥ずかしがらずに、言ってみる。をやってる。
特に素敵だなと思ったチャームポイントは本人に必ず伝えたいから、相手に届こうが届かまいが言葉にします。
自分自身の最後を飾る一枚は、生前から選んでおいていいよね。入るお墓を選ぶように、写真も好きな一枚を選んでおく。
それは自分自身のためであると同時に、周りの人の為にもなる。
周囲の人にあなたを思い出させてあげる写真を、撮っておこう。
それはあなたからの優しい想いだ。
死んでからじゃ、写真は撮れない。
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