12時間

30代以降の大人女性のエロスを引き出す写真家西川らむです^^

今日は私の家のことなんだけど、記録しておきたいので書いておきたいと思います。

 

先月の上旬に父が急に倒れて、ずっと入院していました。

それからは1週間に一度、田舎へ帰って病院へ行く。そんな生活でなんとなく心も落ち着かない感じで過ごしていました。

 

それで昨日、父は12時間近くに及ぶ大きな手術をしました。私は朝は行けなかったので、夕方には病院へ着くように向かって手術が終わるのを家族みんなで待っていました。

予定の終了時刻を過ぎても終わらなかったようで、思った以上に時間がかかって。

「手術が終わりました」って先生が来て、説明してくれてそれから看護師さんが身の回りを整え終わった頃にまた声かけてくれて少しだけ面会できました。

とはいっても、CCUに入っているのでほんの少しの時間だけ。

麻酔もまだまだ効いているので、本当に終わったという合図だけのような面会。

 

「12時間、本当によく頑張ったね!お疲れ様」

父の小さくなった体を見て、本当に手術に耐えてくれてありがとうって思った。今の父にとって、12時間はとてもとても長い時間だったと思うし、色々弱っていたと思うからそんな中よく頑張ったなって思ってそう心の中でつぶやいたんだ。

口には呼吸器も付いていて、そのほかにもたくさんのチューブで繋がれてて、なんていうか。それだけ見ると可哀想だなって一見思ってしまうんだけど。

こんなにたくさんのチューブ?呼吸器(っていうのかな?)に支えてもらって、先生や看護師さんにも守ってもらえて、私たち家族にも見守られて、父はとっても愛されて生きているんだなって思った。だから絶対に大丈夫だって思った。

 

そして、手術翌日の今日。

前日では呼吸器が取れるって聞いてたんだけど、状態がまだ安定してないからもう少し落ち着いてから外した方がいいていう話しになってました。昨夜、出血が多かったらしくて、一度目が覚めたんだけど起き上がると血圧がとても高くなってしまい出血が多くなるのでお薬で少し眠らせてもらっている状態でした。

 

そのことに、母は動揺しててね。今日、呼吸器が外れて意識がある父と少しでも話せると思っていたから余計にショックを受けてしまっていました。

「お父さん、なんかぺっちゃんこになっちゃったね」

母がそうつぶやいた一言にグッと来てしまって、私は涙が溢れそうになるのを我慢した。

父が元気になることを楽しみにし、もしかしたらこのまま死んでしまうかもしれないと不安になる母。

 

側から見ていた子供のころの私は父と母が仲が良いなんて思えなくて、どうして二人は結婚したんだろう?って思っていたし、聞いたりもした。でもそれは今振り返ると、私がそう感じていただけで、二人にとってはいたって普通の、ただの夫婦喧嘩だったかもしれない。

夫婦の絆は、私が目で見えるものではないんだなって思った。二人は、二人で築いてきた時間があって、二人にしか分からない関係性があるんだなって。母はとても父を愛しているし、父も母を愛している。お互いにとても大切に思っているんだんって知った。

 

 

そして、私は父のことを全然知らない。父がどんな風に人生を生きてきたのか。どんな風に社会に関わってきたのか、私は何にも知らないんだなって思った。

なんかね、そうなんだけど。

私は、知らなくてもいいって思った。

 

今から無理して知ろうともしないんだろうなって。私はそれでいい、って思う。

 

父と母が、どんな風に生きてきたかなんて知らない。

でも、今、私は生きている。この事実だけでいいんじゃないかと思う。私は何不自由なく今まで生きてきて、それなりに色んな経験をして見たけれど、今生かせてもらってる。

 

それだけで、どれだけの深い愛情をかけてくれたんだろうって感じる。

 

だから父や母がどんな人生を生きてきたのかなんて知らなくても、私は分かります。

 

逆に父や母は、私が娘で良かったのかな?なんて思う。

何年か前に、何にも親孝行できない自分に罪悪感がいっぱいのとに私は父に泣いて謝った。

「何にもできない娘でごめんね。親孝行らしいことできなくて本当にごめんなさい。」そんな風に泣きながら話したことがあった。

父はとてもびっくりしたようで、「あなたが幸せだったらいいんだから」って目も合わさずに答えた。

 

 

私は、12年前に亡くなった弟のことがいつも心の何処かにあって。

両親が悲しむ姿を見て、私がしっかりしなきゃという気持ちと、苦しみもがきながら亡くなった弟を前に幸せになってはいけないってずっとどこかで思ってた。

幸せそうな顔を両親に見せてはいけないって思ってた。笑顔になりそうになると、不機嫌になったりして。そんな風に過ごしてたから、自分を見失った。

 

 

でも、父の入院をきっかけにもう一度(何度でも)幸せになることを選ぼうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

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現在撮影は受け付けておりません🙏春頃に再開予定です。その時に募集開始しますのでそれまで少々お待ちくださいませ。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

元美容師。 その後整体師、店舗サロンオーナー兼セラピストを経て写真家へ。 20代半ばで病気になり髪の毛が抜けて絶望的な日々を送っていた時に、ランジェリーと写真に出会い救われる。 その経験から女性の美しさの可能性に感動し、コンプレックスを抱えている女性や 女として諦めていたり、自信をなくした人に向けて整体&撮影を始める。 女性性を開花するツボを押す施術が得意。 写真は独学で、大のカメラ好きだった祖父から幼少期からモデルの練習を(イヤイヤ)させられていたおかげか どうすれば女性が美しく見えるのかを熟知しており、それが今の仕事に活きるとは微塵も思っていなかった田舎娘です。 <また、現在好きな仕事で圧倒的自由に活躍するために稼ぐとは?をテーマにビジネスを学んでいるのでビジネスの動画も配信中。> YouTube⇨https://www.youtube.com/channel/UCd7Jb-6RtMES5OQWKCJ4Yew ホームページ⇨https://www.rumnishikawa.com