先日書いたこちらの記事が好評で、
「髪の毛に艶が出た!嬉しい!」とのお声を頂いたのでその続編を書いてみたいと思います。
髪の毛って簡単に艶を出せるんですよね。
私は脱毛症になって、あまりドライヤーを使わなくても乾いちゃうって感じなので笑
忘れていたのですが、言われてみたら大事なポイントって結構あるので「美容師目線」で改めて書いてみたいと思います。
さてさて、上の記事の中で髪の毛の乾かし方を簡単にお伝えしたのですが、早速実践してくれて感想を送ってくれました。常連のJです。
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切れ毛もすごかったけど、それもすぐ乾かさないの原因だったのかな?
ほんとこの乾かし方凄いわ💕
くせっ毛だと思ってたけど、乾かし方だったんね❣️
ストパーかけたみたいなストレートだよ😊
娘も同じく❣️感動してた
娘にもやってあげたのよ💜
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すぐに乾かさないのも、切れ毛やの原因になります。
なぜなら、たくさん水分を含んだ髪の毛はとっても柔らかくなっていて生まれたての赤ちゃんのようにデリケートになっているからです。
つまりキューティクルが開いている状態なんですね。
よく髪の毛を染めてたり脱色してブリーチした経験がある人なら分かると思うんですが、シャンプーした後って髪の毛切れやすいですよね?
それはこの状態にあるからです。
すぐに乾かさずにタオルを頭に巻いた状態で、時間が経ってから乾かすのはとても勿体無いんです。変な癖がついてしまっているから。
これは
乾いたシャツをアイロンかけようと思っても、シワがうまく伸びないのと一緒です。
一旦、水分を含ませたりシュッとスプレーをしてからアイロンをかけると綺麗に伸びますよね。
完全に乾いてしまったものをまっすぐにするには、癖がついてしまってからでは時間がかかります。
髪の毛も、ある程度水分を含んだ状態はとてもいう事を聞きやすいのでセットしやすく、まとまりやすいです。
だからお風呂から上がったらできるだけ早く髪の毛を乾かして、ロールブラシで撫でるようにブラッシングするだけでも
翌日の髪の毛の手触りが断然違います。
自分の髪の毛は「くせ毛」だと思っている人は、一度、髪の毛の乾かし方とブラッシングの仕方を変えてみてください。
なにも高級なシャンプーやトリートメントを使わなくてもかなり綺麗になると思います。
そして、今回はさらに突っ込んだポイントをお伝えしたいと思います。
まず、髪の乾かし方の話しをしていたのでそれに関連することから^^
♦️先ず意識するのは「髪の毛」ではなく、「頭皮を乾かす」という事が大事だとお伝えしました。
頭皮の中でも、乾かす順番っていうのがあって
それは襟足の方から乾かすといいよっていう事なんです。
その理由は、体温の違いがあるからなんですけど。
頭皮(頭全体)で熱の温度が結構変わるんですね。で、頭頂部や前髪のある部分は、熱が高いんです。
だから必死に乾かそうとしなくても自然に乾くのが早い場所です。
それに対して、襟足や頭の後ろの部分っていうのは熱の温度が低い場所になります。
なのでここの「熱の低い部分から」乾かすのがおすすめです。
前髪とか、私たちが目に見える部分は割と傷みやすいんですね。だからなるべくならドライヤーの熱を当てる時間は少ない方が髪の毛を綺麗に保つ事ができます。
温度の低いところから乾かすことによって、前側のドライヤーを当てる時間が減って(でも、熱が高い場所だから乾きやすい)
結果的に全体のドライヤーを使う時間が短くて済むし、髪の毛を綺麗にする事ができます。
♦️ついでに言うと、自分で髪の毛を染める時にもこの方法は使えます。
美容室でカラーリングをされる方は知っていると思いますが、
美容師さんって「襟足」の方からカラーを始めますよね?これって先ほど言った頭の熱量の差を見て、温度の低いところから開始しているんです。
低いっていうことは、染まるのに時間がかかるっていうことです。
だから前髪とか、頭の上から染めるのを開始してしまうと
襟足の方は全然染まってないやーんwwっていう悲惨な事が起きてしまうんです。
そうならないために、時間配分をして、どこから染めるかも考えて、カラーリングをしているんですね。美容師さんって本当頭使うんですよ。(感覚でできてしまう人の方が多いかもしれません。)
自分で染める時も、前からではなく「後ろから、襟足から」染める事を意識してみてくださいね!
ムラが少なく、美しく均一に染めたい場合はぜひ参考になさってみてください。
♦️頭皮の汚れは、お湯で9割落ちる。
美容室で働いていた時、私はシャンプーをするのが大好きでした。
色々な人の頭皮に触れて、違うを感じて、その人がどんな生活を送っているのか?がなんとなく分かるからです。
頭皮の固い人は、だいたいこんな性格。
頭皮の柔らかい人は、こんな傾向がある。
そんな事を分析したり、自分の仮説を立ててみたり、そんな事をしていました。
好みの頭皮の形や感触、匂いもあって、それは決して口にしないけど自分の中でとても楽しい仕事でした。笑
そうやってシャンプーをしていると、「頭皮の汚れはシャンプーで落とすものである」って思っている人がすごく多いんですね。
もちろんそれは正解なんだけど、実際は違います。
シャンプーの仕事の中で一番大切なことって、シャンプーをする前なんですよ!
お湯できちんと汚れを落とすっていう事がめちゃくちゃ大事なんです。
これでほぼシャンプーの仕事は終わりだと私は思っています。
そのくらい大切で、これを「湯シャン」と言います。(私は、ですよ。)お湯シャンプーっていう意味です。プレシャンプーとも言いますが、私は湯シャンです。
湯シャンができていないと、その後にシャンプーをつけても泡が立ちません。
泡が立たないっていうことは、汚れがまだ残っていますよっていうサインです。
その汚れをシャンプーで落とすんじゃないの?って声が聞こえてきそうですが
まあそれも一理あるのかなと思いますが、あ、いや、ないですね。
お湯で汚れを落とさなかっただけで、シャンプーの力を最大限に発揮できずに、しかも余計にシャンプーを使うのってもったいなくないですか?笑
シャンプー使っても泡立ちが悪いな?って思うときは
お湯でちゃんと汚れを落としてからシャンプーするっていう事をしてみてください。
泡立ち、めっちゃ良くなりますから。
それに湯シャンって別に特別な事をするわけではありません。
髪の毛をお湯に濡らして、シャンプーするように(実際にはシャンプーついてませんけど)
「髪の毛に手を通してじゃぶじゃぶ洗い流すイメージです。」
これをいつもよりしっかりと時間をかけて洗い流すだけです。
そうすると汚れはもう9割落ちたも同然です。
あとは、仕上げにシャンプーです。髪の毛を綺麗に整えるためにシャンプーを使う、っていうくらいです。
ぜひ試してみてくださいね!
ってかどれもお金がかからずできて、意識するだけで
髪の毛の艶を手に入れる事ができるので、ご自宅でレッツエンジョイ💕
参考になりましたら嬉しいでーsssuuuu!!!
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