撮影から3年経って素敵と思えるようになりましたと聞いて思うことについて書きます。
先日、3年前に撮影したお客さまからご連絡をいただき少しの時間お茶をご一緒させていただきました。
特に用事があったわけではなく、ただ会いたかったそう。(嬉しい…)

久しぶりにお会いした50代の彼女は、今が人生いちばん楽しいようで生き生きとしていました。
自分の個性をそのまま活かせる仕事を創り出して、お金をいただける喜び!その幸せな日々を噛み締めてるのだそう。
その彼女がこんなことを話し始めました。
3年前の撮影した写真を見返していて、やっと客観的に見れたの。
あの時、素敵と言われても自分に自信がないままだったし素直に受け取れてなくて。
でもこの3年の間に色々なことがあって、私も成長したのかな。
自分の個性を受け入れられるようになって、写真も本当に素敵だと思ったんだ。
自分の身体を芸術的な美しさだと思えて嬉しかったの。
本当にありがとう。
このようなことを伝えてくれました。
私も当時のことを覚えていて、私がいくら素敵長所を伝えても届いてない感じはありました。
だから余計に、ただただ嬉しかったな。
撮影自体の体験や、その瞬間の写真は、
ワインや微生物のように熟成という時間を経て
いるのだと改めて思います。
こういうお客さまは結構いらっしゃって、撮影した当時はなかなか自分の写真を見れないけど、時間が経つほどに「あの時に写真を撮っておいて良かった」「やっと自分の美しさに気付けた気がする」と、数年をゆっくり時間をかけて腑に落ちるパターンがあります。
このゆっくりペースの変化は、しっかりとした土台となって積み重なったものなのでそう簡単には崩れません。
一歩一歩、自分の可愛らしさをいくつになっても発見できるのが女性の素晴らしい部分だと思います。
こういうお客さまのエピソードは、誰一人と被ることのない唯一無二のものですね。
だから聞くのも書くのも楽しいです。