イヴ・サンローラン展

今日は六本木にある国立新美術館へ。

イヴ・サンローラン展を見に行ってきました。

先月下旬から始まったばかりで、12月11日まで開催されています。

平日だったので比較的空いていてゆっくり見ることができました。

私は今洋服について考えることにハマっていてそのきっかけになったのはイヴ・サンローランでした。

というのも今まではランジェリーばかりにお金をつぎ込んでいて、あまり洋服には興味がありませんでした。

でも結婚をきっかけに持ち物を見直したり、食事や洋服、どんな人生を歩みたいか、どんな自分で在りたいかを問い直す時間を持った時に若い頃の感覚とずいぶん変わっていて。

ランジェリー好きなのはそのままに、洋服でももっと自分自身を表現したいなと思いました。

値段や流行に左右されることなく、上質で心から着たいと思う服を着よう。スタイルアップしてくれる快適な服を着たいと思うように。

そう思った時に、今までのものはなりたい未来とちょっと違う、それでクローゼットの中もほとんど変えました。

持つものはすでに十分あるし少数精鋭スタイルでいきたいなと。

何気なくネットでコートを探していた時にたまたま目にとまったのがヴィンテージのイヴ・サンローランのコートでした。

一目見た瞬間に「これ、私のコートだ!」とビビビッと電流が流れるお知らせが来てすぐに購入。

試着もせずに買ってしまったけど大丈夫だったかなと思いましたが・・

届いてみたらぴったりで!!

感動するくらいコートのラインが美しくて、嬉しくて嬉しくて。

年代がわからないくらい昔のものなのできっと30年くらいは前のものかなと思うのですがとても良い状態で。

本当に上質なものは大切に着れば時代を超えて楽しめるんだ、と心から感激しました。

これがきっかけで服の大切さを身をもって経験したわけです。

そのイヴ・サンローラン展が300展以上の作品と共に大回顧として今回開催されることはすごく貴重なようでした。

「ファッションは色あせるが、スタイルは永遠だ。」

イヴ・サンローランの名言の一つ。

この言葉が私は大好きです。

流行は移ろいやすく消えていくが、自分だけのスタイルを持っている人はそれに左右されることはない、という意味です。(意訳です。)

私もほぼ流行を意識することはなくなりました。

自分の個性を活かしたスタイルを持ちたいと、一朝一夕で身につくものではないかもしれませんがその姿勢でいます!

一室だけ写真撮影ができるところがありました。

展示されているお洋服たちは本当に美しくてどれもストーリーがありました。

実際に間近で見ると迫力も美しさも全く違いますね!

写真集も買いました。今回の展示作品すべて載っていて綺麗に写っているのですが

それでも写真と実物じゃ全く違うんだなと。

生地や縫製、デザインの美しさは目で見て空気感を感じないと受け取れるレベルが違う。

見てるのと体感するの違いを今回、美術展でも感じました。

私が特に印象に残ったエピソードを紹介します。

〜想像上の旅〜

イヴ・サンローランはモロッコに赴く以外に旅行をあまり好まなかった。

彼にとってもっとも美しい、時間を超えた世界旅行は美術作品の収集や彼のリビングでの読書を通じた、「想像上」で「机上の」ものだった。

「私には・・・頭のなかである場所や風景に没頭するための画集さえあれば良い・・・。そこにいく必要性を感じない。それに大いに夢中になったのだ・・。」

このようにしてサンローランは想像上の、遥か遠い国の幻想をデザインで表現した。ロシア、スペイン、そしてアジアを経由したモロッコから南アフリカといった国々は、サンローランの形、素材、布の選択、そして大胆な色合いの好みへと影響を受けた。

これらの「幻想」のおかげでイヴ・サンローランは伝統的で単調なファッションを免れることができた。

そのうちいくつかはイヴ・サンローランのワードローブにおける定番となった。編み込みがあるキルティングジャケット、トーク帽やファーブーツ、飾り紐のベルト、体に巻き付けるタイプのケープ、そしてヘッドスカーフやターバンのように垂らして着るショールやスカーフは、時代を超越したサンローランのスタイルをより豊かなものにし、次第に彼の作品にとって不可欠な要素となった。

〜〜〜〜

このエピソードを読んで彼が「若き才能の天才」と言われていた理由が分かりました。

(エイブラハム視点になりますが。エイブラハム知らない方ごめんなさい。)彼はソースとしっかり繋がっていたんだな〜と思わずにはいられませんでした!!

どこかに出かけずとも、溢れでるアイディア、頭の中にある創造とインスピレーション。

ソースからの豊かさを受け取って、それを表現することで忙しかったのだろうと。(歓喜!)

サンローランのエネルギーを肌で感じられて行って良かったです、

作品はもちろんそうだけど、やはり人物像であったりどんな人生観のかはとても興味がありますから。

美しいものを見るだけで、心がスーッと気分が良くなりますね!

本当に良い時間でした。

12月11日まで開催されているようなので、ぜひいってみて下さい。

私もあと一回は行きたいな〜と思います!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

元美容師。 その後整体師、店舗サロンオーナー兼セラピストを経て写真家へ。 20代半ばで病気になり髪の毛が抜けて絶望的な日々を送っていた時に、ランジェリーと写真に出会い救われる。 その経験から女性の美しさの可能性に感動し、コンプレックスを抱えている女性や 女として諦めていたり、自信をなくした人に向けて整体&撮影を始める。 女性性を開花するツボを押す施術が得意。 写真は独学で、大のカメラ好きだった祖父から幼少期からモデルの練習を(イヤイヤ)させられていたおかげか どうすれば女性が美しく見えるのかを熟知しており、それが今の仕事に活きるとは微塵も思っていなかった田舎娘です。 <また、現在好きな仕事で圧倒的自由に活躍するために稼ぐとは?をテーマにビジネスを学んでいるのでビジネスの動画も配信中。> YouTube⇨https://www.youtube.com/channel/UCd7Jb-6RtMES5OQWKCJ4Yew ホームページ⇨https://www.rumnishikawa.com