コシノヒロコさん、御年90歳!
美しいですね。こんな年の取り方かっこいいと思って動画を見ていました。
ファッション業界でトップを走り続けている方から聞ける生のファッションの歴史です。貴重だと思いました。
それでサムネイルの、昔は若者はおしゃれできる身分ではなかったという文に惹かれて思い出したんですけどね。
そうそうそう、そうだったなと思ったんです。
私の好きなデザイナー水野正おってさんという方がいるのですが、その方の本が好きで私は何度も何度も読み込んでいます。これは「着る」ことの本質について書かれているのですね。
こちらの2冊。大好きな本です。古い本です。

この本の中にもファッションは大人のためのものだ、大人の特権なのだ(意訳)、というようなことが書かれているんですね。つまり、ファッションを本当に楽しめるのは若者ではなく歳を重ねた大人達のものであると。
これを読んだ時に「そうだったのかあー!!」と私は何だか体に電撃が走ったかのように痺れたんですよ。私はファッションは若者のためにあると思っていましたら。
今の時代SNSを眺めていると若者達を中心にファッションって盛り上がっていますし、そう見えますしね。
でも、でも、洋服を揃えるって、ファストファッションだったら安くて可愛いものもあるけど私が求めているような質の良い洋服って本当にお金がかかるし、これが私に似合う洋服なのかどうかも全然見えてこないし、これが私だと堂々と言えるスタイルも持っていないし、40数年生きてきてこれって、たかが洋服と思えども、うーん、なんだか遠い道のりだな。。。と迷子になるように感じていました。
けれど、コシノヒロコさんのいうように若者はおしゃれできる身分ではなかった(金銭的、立場的、審美眼的)という事実を受け入れるなら、一気にすっとした気持ちになったのでした。
ああ、そうですよね。と。
水野さんの本を読んだ時もそうでしたし、コシノヒロコさんの動画をみて改めて自分は70代くらいになって自分のスタイルが見えてくればいいなと、そう思うのは間違っていなかったんだと分かりました。
本当に似合うもの、自分のスタイルを今から模索しながら、確固としたものになるのはそのくらい歳を重ねてて良い。自分にそう許容することで人生も深みが出てきていい味になるのではないかと思えます。
私は遅くて全然もOKだなあ、人と比べられようがなにしようが自分の歩みはそのくらいゆっくりとずっしりとでいいと許しています。

model: YUKO
さて、撮影の場合でも「少しでも若い日を残しておきたい」と、気持ちは痛いほど分かりますがそれだけの為に空回ったり焦ったりしないでください。
もちろん若ければ悩みも少ない場合が多いですし、可愛らしくフレッシュに残せてそれはそれでおすすめしたいのですけど。
でもだからと言って、「年齢だから」「今さらだし」と諦めることはありませんし、上で書いたようにその年代その年代にしかない魅力が必ずあり、それがその人自身の歴史になります。
若いなら若さを武器に、可愛いなら可愛さを武器に、熟れた果実ならそのしっとりした甘さを最大限の魅力として使う。
ファッションを真に手にするのが大人の特権ならば撮影もそれと同じでしょう。
辛苦をなめるような経験をしつつも諦めなかった人、誰もがそういう経験があると思いますがそういう人に私は魅力を感じます、ますます幸福になってほしいと思っています。
撮影を通して幸福な人が増えますように。
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元美容師。女性性を開花させるツボ押しが得意な施術家兼写真家。脱毛症でスキンヘッドとウィッグ生活。
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