こんにちは、西川らむです。
今読んでいる岡倉天心の「茶の本」。
茶について書かれていますが、それにまつわる花や自然、芸術や空間など様々なことまで範囲を広げて書かれています。
その中の一つ、真の美についてサラッと書かれていたけどとても好きな部分がありました。
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真の美というものは、不完全なものを前にして、それを心の中で完全なものに仕上げようとする精神の動きにこそ見出されるというのである。
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これは茶室の空間や装飾について書かれていた文章なのだけど人生も芸術も同じだと説かれていました。
岡倉天心は質素な生活の中に美しさを見出し、また美しさを求める人だったから…。この言葉がズキューーンと私の胸に刺さりました。
撮影するたびに感じていた美しい人とは、美しくありたい気持ちに向かっていく人のことだったと分かりました。
私たちはついつい目に見えることで、他人と比較して美しい美しくないと自分で判断してしまうけれど、岡倉天心の言葉を借りるなら「真に美しい人とは、不完全と受け入れながらも美しさを求めていく人である。」。
こう言ってくれるのではないかなと。
美しくありたい。
可愛くありたい。
自分の個性を愛したい。
そういう気持ちがある人は(一時的に今は無くても)、みんな真の美しい人だと思います。

私が持っている本は新訳なので、原文も欲しいと思っていたら偶然靖国神社の売店で出会いました。
対訳本もあるのですね!
茶の本の原文は英語なのでこちらを購入。
英語だと理解できないけど・・w






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元美容師。女性性を開花させるツボ押しが得意な施術家兼写真家。脱毛症でスキンヘッドとウィッグ生活。
撮影を体験してくれた一般女性のモデルさんとインタビュー形式で音声対談しています。